日本滞在中の日記は、ダイジェスト版でお届けです。
8月23日(月)
さてさて、今日から母上と、とっても楽しみにしていた銚子旅行です。JRの千葉駅で、次の銚子行きの電車まで時間があったので、駅弁を買いました。電車の中で駅弁食べるのなんて、何年振りだろう。私が頂いたのは、里味発見弁という、なんとも面白い名前のお弁当です。8月の3週間しか売ってなかったお弁当だったんですね。一口ずついろんなものが詰まってて、メリハリもあって、大満足なお弁当でした。
銚子駅で銚子電鉄に乗り換えて、目的地の犬吠へ。自動券売機がなくて、途中の駅は運転士に切符を渡して電車を降りるような、とっても古風な田舎の電車です。1両しかないしね。犬吠の駅で降りたら、宿泊先まで徒歩10分ほど。その途中の景色も、こんな感じです。あ~、海に来た~って感じ。

ちょっと早かったのですが、今回の旅の宿泊先であるなぎさ本店にチェックインさせて頂きました。通されたお部屋は、灯台の目の前。窓を開けたら、目の前が犬吠埼の灯台ですよ!お部屋でお茶を飲んで一息入れた後、目と鼻の先にある犬吠埼マリンパークへ。イルカのショーを観たのですが、最前列に座っていなかったのにもかかわらず、途中のジャンプで私は大々的に濡れる羽目に。覚悟して着替を多めに持って来ていたので、これもとっても楽しかったです。イルカちゃん、みんな可愛いし。でもあの大きな体には、プールが狭くてかわいそうだな。
ホテルに戻ってまずはお風呂。露天風呂にも入って、海を眺めながら今日の汗を流しました。お風呂、母上とふたりだけの貸切状態でした。風呂上りにすぐ夕食だったのですが、生ビールの美味しいことと言ったら・・・(笑)ちょっと天ぷらが冷めちゃったのが残念でしたが、テーブルいっぱいに海の幸の夕食で、満足でした。ただ一つの難点は、夕食終わるとすることがないのよね。まだ7時半過ぎなのに。んでお風呂も入っちゃって夕食も済んじゃったとなると、あとはもう眠くなるだけで・・・(爆)
8月24日(火)
前夜、ふたりともいつの間にか寝てしまってました。5時2分の日の出を見ようということで、今朝の起床は、なんと4時45分。

朝からちょっとお散歩をして、またお風呂。男湯と女湯が入れ替わっていたので、違うお風呂に入りました。こちらも露天風呂があります。朝から海を見ながら露天風呂に入るなんて、贅沢ですよねぇ。朝食も和食でおかずいっぱいだったので、ご飯おかわりしてまで、ガッツリ頂きました。
今日は、銚子電鉄の1日乗車券を買って行動です。犬吠の駅って、こんなにかわいいんですよ~。手前に写ってるのは、昔の電車です。そうそう、1日乗車券を買ったら、「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」で一躍有名になったぬれ煎餅、1枚貰えます。

まずは銚子駅まで戻って、妙福寺へ。藤棚が有名なのだそうですが、シーズンではないのでもちろんお花は見られず。その次は、歩いてヤマサの工場へ。工場見学を事前に申し込んであったので、最初の醤油の作り方のビデオを見て、実際に工場の中へ。場所によって大豆の蒸しあがる香りがしたり、濃厚な醤油の香りがしたり、なかなか面白かったです。最後に試供品を頂いて終わり。売店で醤油ソフトクリームを食べました。みたらし団子に練乳かけたみたいなって言ったら分かりやすいでしょうか。甘辛い味で、これはこれで病みつきになるかもと思う味でした。近所の人も、わざわざ食べに来てるみたいだったし。そうそう、入り口近くには、日本に現存する最古のディーゼル機関車が飾ってあります。

歩いて銚子駅まで戻って、今度は利根川に向かって歩き始めました。途中に、大漁旗を作っている額賀屋染工場ところがあるので、そこに寄って同じ製法で手染めされたうちわをお買い上げ。千葉県指定の伝統的工芸品です。そこからほんのちょっと歩くと、もう目の前は利根川。利根川の向こうは、茨城県です。

朝しっかり食べちゃったので、お昼の時間になってもあまりお腹が空いてません。なので、水分の補給だけをして、今度はヒゲタの工場見学です。ヤマサでは見せて貰えなかったところも見せて貰えました。こちらでも試供品を頂いてきました。本膳は、ちょっと高くて普段用には手が出ないお醤油なので、使うのが楽しみです。小学校の社会科見学で野田のキッコーマンに行ったので、これで千葉の醤油工場は3つ制覇しました(笑)。
2時になって流石に小腹が空いたのですが、夕食は6時なのでたくさんは食べたくないよねと、銚子駅の近くの蕎麦屋に入りました。一緒にお刺身貰おうと思ったら、今それはありませんって。ランチとディナーの間は、基本的にあまり営業してないみたいです。
食後はまた電車に乗って、終点の外川まで行ってみました。ミニ郷土資料館は、残念ながら休館日。それから坂を下って海の方へ。もう夕方なので人気がなくて静かですが、ここも漁港です。

その後、歩いて千騎ヶ岩(せんがいわ)や犬岩まで行ってきました。


波の跡が残った砂もきれいです。

銚子は海から吹く風が冷たくて気持ちが良いのですが。ジリジリと照りつく太陽のお陰で、私はすっかり日焼けしました。外川の駅まで坂を歩いて上り、犬吠まで一駅だけ銚子電鉄に乗ってホテルに戻りました。夕食前に汗を流して、また露天風呂でゆっくり。また母上とふたりだけの貸切状態です。
夕食はぶりのカマの煮付けがあったり、私の大好物のアジのたたきがあったり。しかも青魚の苦手な母上が、自分の分のアジのたたきをまわしてくれたので、もう私は幸せの絶頂。そうそう、銚子の誉という地酒も頂きました。銚子まで来た甲斐がありました。
夕食後はちょっと外に出て、灯りのついた灯台を眺め、月を愛でました。明日は満月。こうしてみると、満月の光というのは意外と明るいものなのだというのがよ~く分かります。街灯があるところでは、絶対にわからないことですよね。

部屋で缶ビールを飲みながら、テレビを観てお喋り。昼間の疲れがどっと出てきて、またあっけなく撃沈しました。ま、いつになく早起きもしましたからね。
8月25日(水)
母上はまた今日も早起きして日の出を見たようですが、私は日の出の数分前に地平線に雲が出てるのを確認して、また寝ちゃいました。それでも8時の朝食前に、また露天風呂に。
朝食後はチェックアウトして荷物を預け、満願寺を覗き、地球の丸く見える丘展望館へ行ってみました。周りはぐる~っと海の、とっても素晴らしい眺めでした。

最後に犬吠埼灯台に上って資料館を駆け足で覗いて、シャトルバスでウォッセ21へ。車で来ていたら今朝水揚げされた魚を買って帰るのになぁと思いながら、ちょびっとだけ買い物を。その後は銚子駅に戻って、しばらくのんびりぼ~っと。最後にお土産を買って、帰途につきました。アジの季節なのに、銚子の漁師の食べ物であるアジのなめろうが食べられなかったのだけが、心残りです。

途中でデパ地下に寄っておこわ米八とRF-1で夕食を買って帰りました。暑かったけれど、とっても楽しい3日間でした。あ~明日から仕事なんて、考えたくないや(笑)。